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春を告げるイソヒヨドリ
京都も暖かくなってきて、早朝や夕暮れ時にチーチュルルルなどイソヒヨドリの複雑なメロディの囀りが聞かれるようになってきました。
本来はその名のとおり、磯、つまり海岸部に生息する鳥なのですが、2000年代以降、京都市内の市街地でも繁殖するようになり、今ではすっかり街の鳥になりました。ヒヨドリという名前は付いていますが、体の大きさや形がヒヨドリに似ているというだけで、美しい囀りをする種が多いヒタキの仲間です。
オスは頭から背中にかけて青灰色で、オレンジ色の胸とのコントラストが目立ちます。
ヨーロッパ大陸ではRock Thrush(イワツグミ)の名のとおり、地中海沿岸の山の岩場や崖でよく見られます。最近では、都市部にもかなり進出しており、高層ビルや建築現場、家の屋根に営巣しているとのこと。とはいえ、ヨーロッパ北部には分布せず、非常に珍しい鳥。今から10年前、イングランド中部のコッツウォルズの住宅街で住民が見たことのない青い鳥が庭で餌を啄むところを発見。何の鳥だろうとネットにアップしたところ、10年ぶりに飛来したイソヒヨドリと判明し、何百ものバードウォッチャーが一目見ようと集まってきたとのこと。
一方、日本ではもはやどこでも見られる鳥となり、京都では春を告げる鳥はウグイスではなく、このイソヒヨドリになりつつあります。