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シマアカモズ

シマアカモズ

 石垣島で冬に一番よく見かける小鳥のひとつシマアカモズ。繁殖地の開発の影響で絶滅危惧種となっているアカモズの一亜種です。以前は九州南部で繁殖していたこともありましたが、今は大陸から渡ってきたものが南西諸島で越冬しているようです。基亜種アカモズに比べ、全体的に灰色身が強いのが特徴。
 モズは英語でshrike。これは古英語で騒がしいを意味するscrícから来ているそうです。フランス語ではpie-grièche。辛辣でけんかっ早い性格の女性のことを表します。西ヨーロッパの偏見でギリシャ人は頑固でケチ、かつけんかっ早いことが起源なのだとか。一方、日本では他の鳥の鳴き声を真似することから、「百の舌を持つ鳥」、百舌鳥という漢字が充てられています。鳥に対する表現はお国柄が表れてなかなか興味深いです。

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