- 奄美大島
アマミノクロウサギ

新しいツアーの下調べのため、2021年に世界遺産に登録された奄美大島に来ています。
世界遺産登録前は、住用の林道で固有種のアマミノクロウサギを観察していましたが、観光客増加に伴いトラブルも増えてきたことで、今回は奄美認定ガイドによるナイトツアーに参加しました。お願いしたのは奄美オリジナルサービスの 暁さん。奄美に移住されて5年とのことですが、よく観察ポイントを把握されていて2時間ほどのツアーで20頭近いアマミノクロウサギや、アカショウビンやリュウキュウコノハズクといった野鳥を観察することができました。
一時は絶滅が危惧されていましたが、マングースやノネコの駆除が進んだことで、かなり数が増えてきています。道路上にまるで置物のようにちょこんと座ったりしています。他のウサギと異なり耳が小さく、まるでネズミのような顔に見えます。車に慣れた個体はなかなか動こうともしませんが、あまり近づくといそいそと短い脚で逃げていきます。なんともコミカルなウサギと人間が共に暮らせる奄美の森であってほしいものです。