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リュウキュウコノハズク

奄美の夜の道路を走っていると道路わきから、コホッツ、コホッとリュウキュウコノハズクの鳴き声が聞こえてきます。20㎝ほどの小さなフクロウで、地味ですが、黄色い光彩が目立ち、なかなか愛嬌のある顔をしています。
ブッ、ポウ、ソウと鳴く本土のコノハズクは春から秋にかけて滞在する渡り鳥ですが、奄美大島より南に分布するリュウキュウコノハズクは一年中いる留鳥です。かつてはコノハズクの地域的な差である亜種とかんがえられていましたが、最近は別種として扱われています。さらに、最新の研究ではリュウキュウコノハズクの4亜種はさらに分類が変わる可能性があるそうです。
これから10年後の野鳥図鑑では奄美大島のリュウキュウコノハズクは他の島とは異なる種として記載されているかもしれません。