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なぜBooking.com?

なぜBooking.com?

 おかげさまで、当宿もまもなく開業7年目に入ります。
 開業当初はさまざまな予約サイトに掲載していましたが、現在はBooking.comのみとなっております。海外のお客様が9割近い当宿では最も相性がよいサイトとなっています。また、Booking.comは企業買収により、宿泊予約サイトagodaと同じブッキング・ホールディングスの傘下となり、世界最大のオンライン旅行会社の一翼を担っています。
 Booking.comを利用する宿泊事業者にとって最大のメリットは世界最大の宿泊予約サイトということでお客様の数が群を抜いていることにあります。自社でどれほどホームページを作りこんでも、世界中の言語に対応した予約プラットフォームには勝てません。
 さらに、クチコミも大きなメリットです。Googleのように、だれでも書き込めるクチコミですと信憑性が疑わしくなります。しかしながら、Booking.comのクチコミは泊まられたお客様しか記載することができません。実体験に基づくクチコミの宣伝効果はすさまじく、当宿でもほとんどのお客様がクチコミを確認したうえでいらっしゃいます。
 しかしながら、デメリットもあります。他の大手予約サイトでも問題にもなりましたが、他の予約サイトや自社サイトよりも安い金額で掲載するように契約に盛り込み、独禁法違反の疑いが指摘されていました。ただし、現実には他の予約サイトや自社サイトで安い料金で掲載していても厳しく対処されることはなかったようです。
 最近、問題になっているのは存在しない物件が登録されていることです。2016年以後、Booking,comにも民泊物件が掲載できるようになりました。この物件の中には存在しない物件を掲載し、何らかの情報を抜きとろうとするものが散見されます。
 日本の宿泊施設を予約される際には、特に以下の2点に注目されるとよいかと思います。
 一つ目は住所しか掲載されていない物件、これは要注意です。民泊であっても多くは屋号を用いています。屋号があればお客様は宿泊施設と認識できるからです。住所しか掲載されていない物件を調べたところ、大学の敷地内だったり、料亭だったことがありました。
 2つ目はオーナー情報の確認です。民泊経営者による性犯罪は過去に何度かありましたが、そこまでいかないにしても何かトラブルが生じた際に誠実に対応する体制ができているかは非常に重要です。何が書かれているかによって経営者やスタッフの人柄をうかがうこともできます。
 ぜひいろいろなタイプの宿泊施設をご利用になりお気に入りの宿を見つけていただければと思います。

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