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節分いわし

節分いわし

ところ変われば食文化は変わるもの。京都を含む西日本では節分にいわしを食べます。
私の出身地、岐阜では、私のしるかぎりでは食べる風習はありませんでした。
いわしの頭を玄関に飾ったり、塩焼きで食べたりします。いわしのもつ独特のにおいや焼く際に出る煙が邪気を払うと考えられていたようです。
岐阜と京都は電車で2時間弱。それほど離れていませんが、風習の違いに京都に引っ越してきた当初は驚きの連続でした。言葉も含め、どうも伊吹山が大きな境界になっているように思えます。伊吹山周辺は伊吹おろしに代表されるように冬は風が強く、雪も多い地域です。そのせいもあって、滋賀県は岐阜の隣県なのに、子どものころから近くて遠い存在でした。したがって、京都はさらに遠い印象で、言葉も食文化も異なるのは当然なのかもしれません。

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